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Dragos、運用制御技術のセキュリティー情報を提供するOT-CERTを設立

2022/06/09

John P. Mello Jr. CSO

 ICS(産業用制御システム)向けのサイバーセキュリティー製品を手がける米Dragosは6月7日、OT(運用制御技術)のサイバーセキュリティーに関する情報提供を目的とした組織「Dragos OT-CERT(Cybersecurity Emergency Readiness Team)」の設立を発表した。産業用インフラに携わる企業のセキュリティープログラムの確立やセキュリティー体制の強化、リスクの軽減を目的としたもの。情報は無料で提供し、特にサイバーセキュリティーの予算や体制に限りがある中小企業の支援を念頭に置いている。

Credit: Thinkstock
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 Dragos OT-CERTのポータルでは、OTのサイバーセキュリティーのベストプラクティスや成熟度評価、トレーニング、ワークショップ、机上演習、Webセミナーなどの情報が得られる。セキュリティー情報の提供に関しては、サプライチェーンのOEM供給元企業と連携し、Dragosが発見した脆弱性の情報や、OEM製品を標的とした個別の脅威の情報を開示する。

 DragosでOT-CERTの担当ディレクターを務めるDawn Cappelli氏はこう話す。「以前私が別の企業のCISO(最高情報セキュリティー責任者)を務めていた頃は、サプライチェーンのOEM供給元がセキュリティープログラムを確立しているかどうかなど気にしていなかった。だがその後、こうしたOEM企業がランサムウエアの攻撃を受けるようになった。部品調達先の中小メーカーのセキュリティー体制が自社の生産能力にも影響することが分かってきた」

 「Dragosのミッションは文明を守ることだ。セキュリティー関連の製品やサービスに予算を投じられる大企業だけを守っていては、そのミッションは達成できない」(Cappelli氏)

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