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Apple、iPhoneの最新プロセッサ搭載をハイエンドモデルに限定する路線を今後も継続か

2022/07/08

Michael Simon Macworld

 iPhoneは2007年の発売以来、新製品が毎年登場し、各年の新モデルすべてが最新鋭のプロセッサを搭載していた。しかし、22年発売の「iPhone 14」(仮称)からはそのパターンが崩れるかもしれない。

Credit: IDG
Credit: IDG

 21年発売のiPhone 13が搭載したプロセッサ「A15」は、Proモデルの方が若干高性能だった(ProモデルはGPUが5コア、標準モデルは4コア)。22年のiPhone 14ではこの差別化がさらに一歩進むとの情報が多く聞かれる。Proモデルが新型プロセッサ「A16」(仮称)に移行するのに対し、標準モデルはハイエンドのA15にとどまるとされる。

 著名アナリストのMing-Chi Kuo氏は、米記事投稿サービスMediumへの22年7月6日付の投稿で、iPhone 14のA16プロセッサ搭載はProモデルのみとの情報をあらためて伝えたうえで、プロセッサでの差別化は今後も続くとの見通しを示した。「今後のiPhoneはハイエンドモデルのみが最新プロセッサを搭載する」と述べ、出荷台数全体のうちでハイエンドモデルが占める割合が高まると述べている。

 つまりプロセッサでの差別化は、iPhoneのProモデルの売り上げを促進する新たな戦略の一環だ。最新プロセッサを高価格帯のハイエンドモデルに限定することで、ハイエンドモデルの割合が最大60%程度まで高まり、平均販売価格が上昇する。また、ハイエンドのカメラ部品の供給元にも恩恵が見込まれる。

 この戦略のもとでは、iPhone SEの次期モデルが搭載するプロセッサも最新のものではなくなる可能性が高い。例えば、SEの新モデルがうわさどおり24年に登場するとしたら、23年発売のiPhone 15 Proと同じA17ではなく、22年発売のiPhone 14 Proと同じA16を採用することになろう(名称はいずれも仮称)。つまり今後は、最新鋭のプロセッサを搭載したiPhoneを使いたければ、1000ドル以上を払ってハイエンドの最新モデルを購入するしかなくなる。

 iPhone 14は22年9月のイベントで発表される見通し。Proモデルに関しては、A16プロセッサのほか、4800万画素のカメラや常時表示対応ディスプレイなど、さまざまな改良のうわさがある。価格もこれまでより高い1099ドルからと言われている。

(了)

翻訳:内山卓則=ニューズフロント
記事原文(英語)はこちら

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