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2つの手法の長所を取り入れたリーンシックスシグマとは(前)

2019/07/23

Sarah K. White CIO

 大企業であれ中小企業であれ、ムダを減らすことは大きな関心事だ。特に時間やコストのムダをなくすことへの関心は高い。リーンシックスシグマは、リーン生産方式とシックスシグマという2つを組み合わせた手法だ。プロセスのスピードを上げて、企業の問題解決を迅速化すると共に、顧客に向けた価値創出を強化する。

Credit: Symantec

 リーンの手法はムダを減らして顧客価値を高めることを狙いとし、シックスシグマの手法はプロセスの改善や効率化によって欠陥やばらつきを減らすことを狙いとする。両方を組み合わせた強力な手法なら、スケジュールや予算の超過を防ぎながら、組織や社員の支えとなるプロセスを確立でき、コストの削減、価値の創出、生産性の向上につなげることができる。

8種類のムダ

 リーンシックスシグマの主眼はムダを減らすことだ。不良のムダ、作り過ぎのムダ、待ち時間のムダ、人材のムダ、運搬のムダ、在庫のムダ、動作のムダ、加工のムダという8種類がある。これらのムダを減らすことが、問題解決の迅速化、プロセスの効率化、生産性の向上につながる。

 作り過ぎのムダは、例えば必要以上の生産による時間と労力の浪費となる。人材のムダは、例えば訓練を受けていない人を業務にあてる浪費となる。運搬のムダは、例えば受注から出荷までに要する時間の浪費となる。このほか、在庫のムダや動作のムダなど、それぞれのムダにおいて、収益を生まない活動に浪費される時間や、賢く使われていない時間、過剰生産した部品や製品の余り、欠陥品の廃棄や作り直しなどの浪費が生じる。

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