TOPCloud > サーバーレスコンピューティング、知っておくべき要点(下)

Cloud

サーバーレスコンピューティング、知っておくべき要点(下)

2019/07/26

Josh Fruhlinger InfoWorld

 企業の開発チームは、膨大な時間を費やして、ビジネス上の問題を解決するためのコードを開発する。また運用チームは、膨大な時間を費やして、そのコードの動作を担うコンピューターが円滑に稼働するよう面倒を見る。だが、管理の作業は果てしなく続く。他人に任せることで負担を軽減できれば、それに越したことはない。

前回から続く)

サーバーレスのフレームワーク

 サーバーレスアーキテクチャのアプリケーション構築に関する構成要素のうち、フレームワークに関しては、構築方法を大きく左右する要素だけに、念入りに考える必要がある。AWSは独自に提供しているオープンソースの「Serverless Application Model(SAM)」のほかにもフレームワークの選択肢はあり、その多くはクロスプラットフォームでオープンソースだ。

 その中でも広く使われているうちの1つが、その名も「Serverless」というフレームワークである。AWS Lambda、Azure Functions、Google Cloud Functions、IBM Cloud Functionsで利用でき、各プラットフォームで同じエクスペリエンスを提供している点を大きく打ち出している。そのほか、「Apex」というフレームワークも広く使われており、目的のプラットフォームがネイティブにサポートしていない言語を使用するうえでも役立つ。

サーバーレスデータベース

 前述のとおり、サーバーレスのコードを扱ううえでくせ者なのは、ステートレスであることだ。インスタンス化のたびにローカルのデータはリセットされる。コードで永続的に扱う必要があるデータは、どこか別の場所に格納しておかなくてはならない。主要ベンダーのサービスはいずれも、サーバーレスアプリケーションから使用できるデータベースがある。

 こうしたデータベース自体、サーバーレスと称している場合もある。もちろんデータは永続的に格納されるが、それ以外の面では、本稿で説明してきたようなFaaSと同様の特徴を持ち、データベースのプロビジョニングや保守に関する管理作業の負担が大きく減る。

↑ページ先頭へ