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セキュアな選挙は実現できるか?大統領選候補者らの対策案を評価(下)

2019/08/02

J.M. Porup CSO

 ブロックチェーンは本質的に、誰でもダウンロードして検査できる公開の分散データベースだ。Adida氏はこう述べている。「すべての投票を記録した分散データベースがあって、誰もが同じ状態を目にするというのは、全体の検証可能性の面では確かに有益で、個人の検証可能性の面でもある程度は有益だ。とはいえ、この2つに関しても、すべてを完全に達成してくれるわけではない。そして、強制的な秘密性に関しては、何も達成してはくれない」

 投票率は重要な問題であり、真剣な解決策を投じるのに値する。シリコンバレーのIT男子たちの流行をあがめるのとは別の解決策が必要である。あなたの経歴は承知しているが、あなたの話は見当違いだ。

 オンライン投票は、ブロックチェーンであれ他の種類であれ、セキュアではないし、断じてセキュアにはなり得ない。オンライン投票はあまりに馬鹿げていて、それを議論すること自体が馬鹿げている。オンライン投票やブロックチェーンでの投票という話が絡んでいる案は、どれも一笑に付してしかるべきだ。ミサイル攻撃から身を守るために傘を使うのと同じだ。幸運を祈る。

 米国の投票インフラのセキュリティを確保することは、決して難解きわまる話ではない。その方法は分かっている。セキュリティ専門家たちはその方法を大きな声で広く伝えている。水道やガスを各家庭に安全に供給する方法は、党派の違いが絡む政治的問題ではない。インフラの専門家の提言に耳を傾けるはずだ。いいかげん、選挙のセキュリティに関しても、同じようにしてしかるべきだ。

(了)

翻訳:内山卓則=ニューズフロント
記事原文(英語)はこちら

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