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カイゼンとは?おさえておきたいポイント(前)

2019/08/06

Sarah K. White CIO

 カイゼンは、継続的改良を旨とする環境の確立を目指すビジネス戦略の1つとして、企業や組織に取り入れられている。カイゼンの狙いは、小さな変化を会社全体で実践し、組織とその製品、サービス、社員を向上させていくことだ。

Credit: Rawpixel / Getty Images

 ソフトウエア開発、リーンIT、サービス改良などに主眼を置いている組織で広まっているカイゼンだが、テクノロジー業界に固有のものではない。医療、心理学、政府機関、ライフコーチ、金融機関など、さまざまな分野や業種で、プロセス、意思決定、ロジスティクスなどの向上に活用されている。

 ITのフレームワークの中には、管理のメソッド、プロセス、サプライチェーンロジスティクスなど、組織の仕組みや構造にフォーカスしているものが少なくないが、カイゼンは全体論的なアプローチであり、プロセスだけでなく、幹部から一般社員まで、人員の成長という面でも支えになる。

カイゼンと他のITフレームワークとの違い

 カイゼンは、アジャイル、リーンIT、シックスシグマと同様に、ムダや誤りの排除を目指すが、アプローチが異なる。簡単に取り入れられる小さな改良にフォーカスする点が、他のITマネジメントフレームワークやサービスフレームワークとの違いだ。他のITフレームワークは一般に、特定のプロジェクトという範囲の中で複数の問題をまとめて扱い、プロセス、サービス、プロダクトのオーバーホールが伴う。

 一方カイゼンは、特定のプロジェクトやビジネス目標に固有ではなく、組織全体の課題に対処する。問題の修正というよりは、社員と経営陣が自らの誤りを直視し、その経験を成長に生かすことをいとわない環境を確立することが趣旨となる。

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