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カイゼンとは?おさえておきたいポイント(後)

2019/08/08

Sarah K. White CIO

 カイゼンは、継続的改良を旨とする環境の確立を目指すビジネス戦略の1つとして、企業や組織に取り入れられている。カイゼンの狙いは、小さな変化を会社全体で実践し、組織とその製品、サービス、社員を向上させていくことだ。

前回から続く)

カイゼンの基本原則

Credit: Gerd Altmann

 米国でカイゼンが広まったのは1980年代。カイゼンの哲学を取り入れている日本企業の方が優れた成果を上げていることを米国企業が認識した頃だ。カイゼンが全体として目的にしているのは、プロセスが滞っている場所や問題が生じている場所を見極めて、根本原因を見つけ、問題の大本を解決することにある。

 カイゼンの哲学では、たとえリーダーであっても、自らの誤りを見つけ、カイゼンの基本原則に沿って対処するよう準備が求められる。カイゼンの環境では、こうした誤りやミスに関して誰も処罰はされず、成長と学習の機会として捉えられる。

 カイゼンの主な原則は次の5つだ。

  • 顧客を知る:顧客が何を望んでいるか、顧客の価値観に基づいて顧客のエクスペリエンスをどのように改良できるかを理解する。
  • 滞りをなくす:ムダの排除を全社的な目標とし、組織の全員が取り組む。
  • 現場に行く:実際に価値が作り出されている場所に出向いて、カイゼンの原則を適用する。
  • 皆に力を与える:明確な方向性や目標を定めてチームを編成し、成功のために必要なツールやシステムをきちんと用意する。
  • すべてを透明に:改良や成果によって組織がどのように変わっているかをデータで明確に示す。

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