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iPadのマルチユーザー対応、いまだにないのはなぜか(前)

2019/08/27

Leif Johnson Macworld

 共有iPadというぴったりの名前を持つこうした機能があれば、家庭でiPadを共用する親たちも大いに気に入ることだろう。現状では、親のプライベートなアプリ、メッセージ、メールが子供たちの目に入らないように、苦労を余儀なくされている。Macworldの昨年6月の記事でSusie Ochs氏が指摘したように、スクリーンタイムは解決策として万全ではない。親と子が同じ制限の下でデバイスを使わざるを得ないからだ(あるいは、制限をいちいち無効化するかである)。1つのデバイスで複数のアカウントが使えれば、こうした問題はすべて解消される。それに、スクリーンタイムが複数のアカウントに対応すれば、子供たちがそれぞれiPadをどのように使っているのか、これまでより正確に把握できる。

 iPadのマルチユーザー対応は、職場環境でも役立つと思う。筆者の場合、自分が使っていたiPadを、同僚がベンチマークの計測や特定のアプリなどのために使いたがっている時には、デバイス全体を初期化する必要がある。こうすれば、筆者のプライベートな情報が同僚の目に触れずに済む。これだけ大きなマシンを、スマホと同じように自分だけのものとして扱わざるを得ないのは、本来あるべき姿ではない。iPadを人と共用する時にプライバシーを守るための手段としてAppleが唯一まともに提供しているのは、知る人ぞ知る「アクセスガイド」というアクセシビリティ機能だ。しかしこの機能は、iPhoneやiPadを貸した相手が、特定のアプリしか使えないというだけのものだ。

 我々が望んでいるのはSFのような機能ではない。Macではずっと前から使えるマルチアカウント機能だ。同僚にMacBookを貸す時も、ゲストアカウントで問題ないと分かっているからこそ、気軽に貸せる。Windowsもマルチアカウントに対応しているし、他社のタブレットやAndroidスマホですら、マルチアカウント対応の製品がある。

翻訳:内山卓則=ニューズフロント

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