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Appleも関心を示した仮想通貨、決済業界の今後は(上)

2019/09/30

Lucas Mearian Computerworld

 米Appleの幹部は9月初め、仮想通貨に関心を寄せていることを公の場で初めて認めた。Appleはこれより3カ月ほど前に、暗号関連の機能を開発するためのフレームワーク「CryptoKit」を、iOS 13とともにリリースすると発表している。

Credit: Getty Images

 まだ推測にすぎないが、このCryptoKitで実現可能となる公開鍵や秘密鍵の処理を第一歩として、いずれはiPhoneにビットコインなどの仮想通貨を保管できるようになり、買い物や決済に使えるようになることも十分考えられる。

 Appleの話が出る前にも、米JPMorgan Chase、米Visa、米Facebookをはじめ、金融、eコマース、ソーシャルメディアなどの大手企業が、ステーブルコイン(法定通貨の裏付けがある仮想通貨)の確立に向けてさまざまな動きを見せており、「Libraコイン」「Calibra」などの構想が発表となっている。

 仮にAppleが、ステーブルコインやウォレットを自ら手がければ、他の小売事業者より有利な立場となることも考えられ、銀行業界や決済業界には重圧となる。また、現在の仮想通貨市場には、セキュリティやプライバシーのベストプラクティスの確立という面で、広く普及している業界標準はない。

 こうした点について、米メリーランド大学のビジネススクール、Robert H. Smith School of Businessの実務教授でエグゼクティブ・イン・レジデンスのClifford Rossi氏に話を聞いた。Appleが独自のステーブルコインを立ち上げれば、同社が得るものは大きいとRossi氏は考えている。

 ここからは、Appleや仮想通貨について、Rossi氏のインタビューを抜粋して紹介する。

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