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プロセス改善を実現する「かんばん」を簡単解説(後)

2019/10/24

Sarah K. White CIO

 かんばんは、生産プロセスの効率性と俊敏性を高めることを狙いとした、シンプルなワークフロー管理の体系である。ソフトウエア開発で広く取り入れられているが、ビジネスの各分野での段階的な改善に主眼を置いており、ITに限ったものではない。もともとは、日本でトヨタ自動車が1940年代に考案した。

前回から続く)

かんばんとスクラムの違い

Credit: PeopleImages / Getty Images

 ワークフローを改善するための手法として見た時に、かんばんとスクラムは一見似たようなアジャイル手法という印象を受ける。実際、両者には類似点もある。どちらもプル型の手法で、バックログから取り出した項目をできるだけ早く完了することに主眼を置く。だが、バックログからタスクを取り出した後に違いがある。

 スクラムには2週間といった時間枠があり、スプリントと呼ばれている。スプリントでは、まず計画ミーティングを行って、タスクの優先事項のうちでそのスプリントで対処する項目を決める。スプリントの間は、チームはそれらのタスクだけを扱い、残りは次以降のスプリントに回す。スプリントの最後には、レビューや振り返りを行って、うまくいった点や修正が必要な点などを洗い出す。次のスプリントに入ったら、前回扱わなかった新たなタスクに取り組んでいく。

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