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GoogleがPixelの製品化を他社に委ねるべき理由(後)

2019/11/21

Michael Simon PCWorld

 だが、Pixelの名のもとでプレミアムなAndroidを搭載できる仕組みができたとしたらどうだろうか。第5世代のPixel端末が、韓国LG Electronicsや中国OnePlus、中国Oppoから登場し、ソフトウエアやOSのエクスペリエンスは隅々までGoogle製だったとしたらどうだろうか。まさにいいとこ取りである。端末メーカーは、Pixelのブランドを手にするチャンスに飛びつくはずだ。Googleにとっても、端末の実機を開発するプレッシャーから解放され、Pixelを、形態ではなく機能と結び付いたブランドへと転換できる。Pixelの名は、十分独り立ちできるくらい強力だ。ハイエンドのスペックを備えた他社製のスマホが、「Powered by Pixel」とでも銘打って登場すれば、Google謹製のスマホと同じように、すぐに注目を集めることだろう。

 これまでのPixelの強みは、結局のところハードウエアとは関係ない。Googleが作る最高のプロダクトは、舞台裏に収まって、ユーザーがじかに接することがほとんどないプロダクトだ。一方、スマホはまさに、じかに接するデバイスである。筆者のレビュー記事でも書いたとおり、「Pixel 4 XL」は詰めが甘く、改善の余地にばかり目が行ってしまう。Pixelは、たとえ販売台数が少なかろうとも、Androidのあり方に大きな影響を及ぼしてきた。スマートフォンとはどうあるべきか、Googleは間違いなく理解している。同社に欠けているのは、それをパッケージとして提供するために必要なハードウエアのビジョンや技能である。

 それらを備えている他のメーカーに、Pixelのブランドをそろそろ委ねた方がよいのではないだろうか。

(了)

翻訳:内山卓則=ニューズフロント
記事原文(英語)はこちら

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