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企業向けSaaS、主要10社の製品と機能(中)

2019/11/20

Bob Violino InfoWorld

 企業向けのSaaSアプリケーションは数多くあり、業務で使う各種ソフトウエアをSaaSに移行する動きも進んでいる。今回の記事では、企業向けのSaaSアプリケーションを手がけている主要10社と、それぞれの製品や機能について見ていく。

前回から続く)

NetSuite

Credit: RawPixel

 今では米Oracle傘下となっている米NetSuiteは、最古参のSaaS企業の1つだった。現在、世界200カ国以上で1万8000を超える企業がNetSuiteの製品を利用しているという。

 NetSuiteの大きな軸の1つがクラウドERPソリューションだ。財務管理に関しては、財務/会計、請求管理、収益認識管理、予算管理、財務報告/分析、グローバル会計/統合、GRC(ガバナンス・リスク・コンプライアンス)などの機能を提供している。

 受注管理の機能は、販売、会計、フルフィルメントを、価格設定、販売注文管理、返品管理と結び付け、受注から入金までのプロセスを加速する。生産管理の機能は、生産管理プロセスをリアルタイムで可視化し、製品の市場展開を効率化する。サプライチェーン管理の機能は、サプライチェーンおよび流通管理計画の定義、遂行、支援を1つのプラットフォーム上で行えるようにする。倉庫管理およびフルフィルメントの機能は、エンドツーエンドで在庫や入出庫をリアルタイムで管理する。プロキュアメントの機能は、調達から支払いまでのプロセスの精度を高める。

 ERP以外のソリューションには、グローバル経営管理、CRM、人的資本管理、プロフェッショナルサービスオートメーション、オムニチャネルコマース、アナリティクス、ビジネスインテリジェンスなどがある。

Salesforce.com

 米Salesforce.comは、代表的なCRMプラットフォームの開発元であり、SalesforceといえばクラウドCRMと認識している人も多い。

 Salesforceには、重要な業務をカバーするさまざまな製品がある。その1つが、「Sales Cloud」だ。この製品は数多くの機能を備え、例えば顧客管理については、活動履歴、主な連絡先、顧客とのやりとり、社内ディスカッションの内容など、顧客に関する情報をまとめて管理できる。見込み客管理の機能では、見込み客の動向を逃さず把握できる。ワークフローの機能では、ビジネスプロセスを視覚的に設計して実行できる。ファイルの同期と共有の機能では、簡単にファイルを共有し、更新をリアルタイムで追跡できる。

 別の製品として、カスタマーサービスプラットフォーム「Service Cloud」もある。サービス担当者が顧客情報ややりとりの経緯を一元的に把握できるだけでなく、アカウント情報やナレッジベースなどのコンテンツを顧客が自ら確認できるセルフサービスポータルを提供したり、モバイルメッセージ、Webチャット、ソーシャルメディアなどを通じたマルチチャネルサービスに対応したりできる。AIベースの予測や推奨の機能もある。

 そのほか、マーケティングプラットフォーム「Marketing Cloud」のツールには、全チャネルにわたる顧客体験を構築できる「Journey Builder」、一人ひとりに合わせたメールキャンペーンを構築できる「Email Studio」、統合データ管理プラットフォームであらゆるソースから取得したマーケティングデータを活用できる「Audience Studio」、各種ソーシャルメディアチャネルでの顧客との接触を活用できる「Social Studio」などがある。

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