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企業向けSaaS、主要10社の製品と機能(下)

2019/11/22

Bob Violino InfoWorld

 企業向けのSaaSアプリケーションは数多くあり、業務で使う各種ソフトウエアをSaaSに移行する動きも進んでいる。今回の記事では、企業向けのSaaSアプリケーションを手がけている主要10社と、それぞれの製品や機能について見ていく。

前回から続く)

Slack

 米Slackは、チームの作業を円滑化するコラボレーションソフトウエアである。コミュニケーションで使うメッセージ、ツール、ファイルを、チャンネルと呼ばれる場所に集約して、アイデアやコンテンツをスムーズに共有できる。チャンネルは、チーム別、プロジェクト別、顧客別など、さまざまなくくりで自由に作成できる。Slackの人気の理由は、手軽さとパワフルさを兼ね備えていることや、開発者向けの使いやすいAPIにある。

 Slackでは、顧客企業、ベンダー、パートナーなどの取引先とチャンネルを共有してコラボレーションすることも可能だ。Slackでのコミュニケーション手段には、メッセージのやりとりのほか、音声通話、ビデオ通話、ファイル共有、画面共有などがある。ファイル共有では、PDF、画像、動画などのファイルをSlackに直接ドラッグ&ドロップできる。

 Slackの中で使えるアプリもある。1500以上のアプリを取りそろえたAppディレクトリが用意されているほか、APIを使って独自のアプリを開発することもできる。Slackのセキュリティ機能としては、業界標準の認証プロトコルによるシングルサインオン、2要素認証のサポート、送受信時と保存時のデータ暗号化などがある。

Workday

 米Workdayは、財務管理、人事管理、ビジネスプランニングなどをカバーするクラウドERPスイートを手がけている。特に知られているのは、「Workday Human Capital Management(HCM)」だ。

 Workday HCMの人事管理機能では、従業員のライフサイクルの管理、組織変更の作成と実行、チームのニーズに合ったビジネスプロセスの定義と管理、各種デバイスでのソーシャルエクスペリエンスの提供などを行える。

 Workday HCMのレポーティングおよび分析機能では、データの解釈とアクションの実行、指標への影響因子の確認、組織の健全性に関するインサイトの取得などを行い、さまざまなレポートや分析を利用できる。

 また、グローバルコンプライアンスの機能は、世界各国での法令の変化に対応する。ワークフォースプランニングの機能により、人員計画を最適化して変化に適応できる。タレントマネジメントの機能では、人材の評価のほか、働きぶりに応じた報酬の適用や、将来のリーダーの育成などを行える。

 HCM以外では、ビジネスプランニング、ファイナンシャルマネジメント、データアナリティクス、プロフェッショナルサービスオートメーションなどの製品がある。

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