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最高モバイル責任者は必要か(上)

2019/11/25

Lucas Mearian Computerworld

 大企業の3社に1社は最高モバイル責任者(CMO)を置いているとの調査結果もあるが、現在では、CMOの職務は他の役職と重複する部分が多く、必要性は薄れている。CMOを置くことが、場合によっては、会社の業績にも影響しかねない。

 さまざまな役職のジョブディスクリプション(職務記述書)を作成している米マネジメントコンサルティング企業Janco Associatesは先日、CMOのジョブディスクリプションを更新し、プライバシーコンプライアンスに関するポリシーを加えた。2020年1月に施行されるカリフォルニア州消費者プライバシー法(CaCPA)を踏まえた更新だ。

 Janco AssociatesのVictor Janulaitis最高経営責任者(CEO)は言う。「個人のモバイルデバイスの利用や、ソーシャルネットワーキングの利用が増え、コンプライアンス上の要件が拡大する中、企業はジレンマに直面している。ますます複雑化する業務環境の中で、CaCPAのようなプライバシーコンプライアンス上の要件と、事業継続、セキュリティ、オペレーションに関するニーズとのバランスを図るには、どうすればよいかという点だ」

 CMOを置いているのは主に大企業である。売上高が2億5000万ドル以上の大企業では32%がCMOを設置しているが、売上高が1億ドルクラスの企業になると、20%を下回るとJanulaitis氏は言う。

 Janco Associatesの定義によると、CMOは、社内のITアプリケーション、コミュニケーション(音声とデータ)、コンピューティングサービスに伴うモビリティの課題すべてに関して、全体を統括する責任を担う。具体的な任務としては、BYODの管理、サポートするOSやデバイスの規定、デバイスのセキュリティの管理、モバイルポリシーの施行などがある。

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