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最高モバイル責任者は必要か(上)

2019/11/25

Lucas Mearian Computerworld

 だが、CMOが必要かどうかについては、人によって考えが異なる。場合によっては、CMOを任命することが、既存の幹部や企業の業績にマイナスの影響を及ぼすこともあり得る。

 新たな課題が持ち上がるたびに、その課題に対処する「最高○○責任者(CxO)」という役職が生み出される風潮があり、CMOはその1つにすぎない。そう話すのは、米調査会社Forrester Researchの主席アナリスト、Brian Hopkins氏だ。

 最高モバイル責任者、最高デジタル責任者、最高成長責任者、最高データ責任者など、最高○○責任者が乱立しても、多くの企業ではニッチな役職の域を出ない。必要のない複雑な支配構造が生まれ、オペレーションのサイロ化につながりかねない。

 特に、未成熟な企業の場合、何らかの問題や、導入したい新興技術を認識した時に、それを統括する幹部を新たに任命する必要があるとすぐに考えてしまう場合がある。また、新しい問題やテクノロジーの一つひとつに対して、新たな幹部を任命すると、最高情報責任者(CIO)にとっては、あなたにはその問題に対処する能力がない、と言われているのと同じことになる。

 「新たな幹部に予算権と管轄範囲を与えることになり、会社が自らサイロを生み出していることになる。それが問題だ。予算権と管轄範囲を持つ幹部が多すぎると、エンドツーエンドの円滑なエクスペリエンスを構築するのが難しくなる」とHopkins氏は言う。

翻訳:内山卓則=ニューズフロント

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