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最高モバイル責任者は必要か(中)

2019/11/27

Lucas Mearian Computerworld

 Forresterが先日発表したレポート「Predictions 2020」にも、CFOやCOOの配下にCIOを置いている企業について、2020年は成長目標を達成できないとの予測が出ている。

 「それに、CMOを置くと、事態が混乱すると思う。CMO、CDO、CIOの目標はそれぞれどう違うのかという話になる」とHopkins氏は指摘する。

 英調査会社CCS Insightのエンタープライズリサーチ担当バイスプレジデント、Nick McQuire氏は、CMOとその他のCxOを巡る議論が最近は多いと話す。CMOの役職が置かれ始めたのは、2010年より前の話だ。職場でモバイルデバイスを利用する動きが始まり、先駆的なテクノロジーと思われていた頃である。現在では、CMOの概念は、意味が忘れられてきている。

 モバイル分野を統括する役職を設けても、サイロ化につながり、デジタルトランスフォーメーションという面でスケーラビリティに欠けるということを、大半の企業は間もなく認識した。

 企業でモバイルデバイスが使われ始めた頃は、その調達や管理にあたるチームはさまざまだった。時には、メッセージングのチームがモバイルデバイスの管理を担う場合もあった。BlackBerryの主な機能が、メールやコラボレーションといったメッセージングだったからだ。iPhoneやモバイルデバイス管理が登場する頃には、モバイルソリューションの導入はインフラチームが担うようになった。その少し後には、モバイルセキュリティの仕事も加わった。モバイルデバイスの管理は非常に複雑であることから、統括役が必要だと考えた人もいた。

 「以前、モバイル分野のテクノロジーに関する専門的な知識や技能は社内のどの組織にあるかということを、顧客企業に尋ねてみたところ、米国でも欧州でも、顧客企業の大多数は、統一見解はないとの答えだった。2015年の話だ」とMcQuire氏は振り返る。

翻訳:内山卓則=ニューズフロント

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