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最高モバイル責任者は必要か(下)

2019/11/29

Lucas Mearian Computerworld

 大企業の3社に1社は最高モバイル責任者(CMO)を置いているとの調査結果もあるが、現在では、CMOの職務は他の役職と重複する部分が多く、必要性は薄れている。CMOを置くことが、場合によっては、会社の業績にも影響しかねない。

前回から続く)

 だが、CMOの必要性は短命だったと同氏は言う。今や大半の企業では、モバイルに関する従来のオペレーションは、より広範囲なエンドユーザーコンピューティング環境へと形を変えた。サイロ化していたモバイル管理は、今後数年のうちに、統合エンドポイント管理(UEM)に形を変える(UEM導入の事例としては、Computerworldが以前の記事で取り上げた米VITAS Healthcareの例などがある)。

 ForresterがITの意思決定者を対象に実施した最近の調査では、モバイルとデスクトップのオペレーションチームを既に一体化したとの回答は80%、今後3年以内にデスクトップとモバイルのオペレーションを共通のツールと戦略でこなすことになるとの回答は90%に上った。

 今や大多数の企業では、モバイルの担当チームは、インフラのオペレーションの配下か、またはデスクトップ設備の統合オペレーションの一部になっているとMcQuire氏は言う。

 「つまり、パソコンのチームやインフラのチームなど、従来からあるチームの一部となっていることが多い。CMOという役職は、モバイルが比較的新しいテクノロジーだった頃の話で、短命だった。現在もそうした肩書きの名刺を目にすることも多少はあるが、次第に過去の話となりつつある。今では、エンドユーザーコンピューティング、ITインフラ、オペレーションといった大きな枠組みのチームの一部となっている」

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