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クラウド選び、10のこだわりポイント(前)

2019/12/03

Michael Simon Macworld

API

 大手クラウド各社は、先進的で気のきいたAPI群を数多く提供している。例えば、Googleの「Cloud Vision」、Microsoftの「Azure Machine Learning」、AWSの「GameOn」などだ。こうしたAPIを活用すれば、コードへの機能追加がその分楽になる。APIを別のクラウドから呼び出したり、ネット上の別のマシンから呼び出したりといったこともできないわけではないが、パフォーマンス上の理由から、同じクラウド内、さらには同じデータセンター内でなくてはならない場合もある。必要なAPIを提供しているクラウドがあったら、演算処理やデータ保存にもそのクラウドを使えば、処理が少しだけ速くなる。

場所

 大手クラウド各社は、データセンターを世界各地に展開している。例えばMicrosoft Azureは、世界中に54のリージョンがあり、データの保存場所や主権についてもWebサイトの一覧表で細かく説明している。クラウドを利用する企業の中には、特定の国に大勢の顧客を抱えている企業もあるだろうし、法務部門が特定の国の税法に抜け穴を見つけているかもしれない。突拍子もないさまざまな理由から、特定の国のデータセンターでコードを実行することが望ましい場合がある。世界各地のデータセンターは、互いにクローンであることが多く、世界中を同じスタックで統一することは理にかなっている。注意が必要なのは、一部のデータセンターが必ずしも完璧なクローンではない場合や、地域によって提供されていないプロダクトやサービスが存在する場合があることだ。

特徴的なサービス

 基本的なコンピューティングやストレージのサービスはおおむねコモディティ化しているが、クラウド事業者によっては、他社にはない特徴的なサービスを提供している場合がある。例えば、Googleの「Firebase」は、モバイルアプリやWebアプリ向けのバックエンドサービスを提供する。AWSの「S3 Glacier」は、データを長期にわたって低料金で保存できる。Microsoftの「Azure Cosmos DB」は、マルチモデル対応のデータベースを使える。複数のクラウド事業者のサービスを組み合わせて利用することも不可能ではないが、コモディティ化したコンピューティングサービスにも同じクラウドを使う方が、多少シンプルで速くなることが多い。

翻訳:内山卓則=ニューズフロント

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