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5Gスマホ、現在地から見る買い時は(下)

2019/12/13

Michael Simon PCWorld

 この1年の間に、誰でも一度は「5G」という単語を目にしているはずだ。モバイル環境が新たな世代へと進化し、スマートフォンや各種コネクテッドデバイスが大きなブレークスルーを迎える。映画をあっという間にダウンロードでき、遅延の問題も解消するとされている。

前回から続く)

Credit: Christopher Hebert/IDG

 Sprint:T-Mobileとの合併に対する米連邦通信委員会(FCC)からの最終承認や訴訟の解決を待つ中で、5Gの展開を保留にしているが、Sprintはいくつかの都市で既にサービスを始めている。

  • ジョージア州アトランタ
  • イリノイ州シカゴ
  • テキサス州ダラス
  • テキサス州ヒューストン
  • カンザス州カンザスシティ
  • カリフォルニア州ロサンゼルス
  • ニューヨーク州ニューヨーク
  • アリゾナ州フェニックス
  • ワシントンDC

 Sprintは、数Gbpsの超高速通信よりも、面的なカバレッジに主眼を置き、2.5GHz帯とMassive MIMOを使って5Gを拡大している。基本的にはLTEネットワークとの組み合わせで、上に挙げた都市でのカバレッジは数十~数百平方メートルに及ぶ場合もある。数ブロックの通信とは大違いだ。ただし、Sprintの2020年の計画については、T-Mobileとの合併が正式に決まるまでは、詳しいことは分からない。

 T-Mobile:T-Mobileは、4大キャリアの中で5Gのサービス開始が最も出遅れた。現時点では、ミリ波帯でのサービスを、オハイオ州クリーブランド、テキサス州ダラス、ネバダ州ラスベガス、カリフォルニア州ロサンゼルス、ニューヨーク州ニューヨークといった都市で限定的に展開しているだけである。しかし、状況は間もなく一変する。600MHz帯を使った5Gサービスを、12月6日から全米で展開することを発表したからだ。

 この帯域の5Gは、ミリ波帯で実現できる2Gbps超の速度には遠く及ばないが、450Mbpsは実現可能だとT-Mobileは説明している。本記事執筆時点では、展開の方法や、米国全体のうちどの程度をカバーするのかなど、不明点も多々あるが、2億人が対象になるとT-Mobileは説明している。したがって現段階では、米国で最も広い5Gエリアとなるのは間違いない。

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