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米ネット証券会社、Slackの導入でメールを3割削減(上)

2019/12/23

Matthew Finnegan Computerworld

 チャンネルを使ったコミュニケーションの方が、社員の関与を促しやすいと、Sankaran氏は指摘する。Slackの重要な機能の1つにパブリックチャンネルがある。基本的には、会話と情報共有のためのチャットルームだが、パブリックチャンネルに投稿された情報や議論は、ワークスペースのすべての参加者が見ることができる。

 「現在では、お知らせなどを共有すると、Q&Aやリアルタイムの会話などの形で社員が関与できる。メールを使ったこれまでのやり方では、そのような関与を促せなかった」

ネックのあるメールから透明性のあるパブリックチャンネルへ

 Slackの「Enterprise Grid」では、会社全体の情報の流れがよりダイレクトになり、透明性も高まるとObermeyer氏は言う。メールだと受信箱に埋もれてしまいそうな重要な情報に、目を向けてもらいやすくなった。

 「業務の遂行に欠かせない重要な情報と、幹部の所感、従業員エンゲージメントに関する情報、システムの警告といったものとを切り分けられる」

 Obermeyer氏によると、同社でのSlackの用途の1つに、社内求人の告知がある。こうした告知では、社員から質問が寄せられることも多いが、メールを使っていた頃は、送信者と受信者の間だけのやりとりになりがちで、その質問も回答も、会社全体には価値をもたらしていなかった。しかし、Slackになってからは、全社向けの告知用のチャンネルを使って、すべての社員が情報を参照できるようになった。

 「人材探しの告知で、ある社員がスレッドに質問を投稿したところ、すぐに回答が付いた。その瞬間に、その質問と回答を1万1000人が閲覧できる。そこにある情報を、誰もが見られる」

翻訳:内山卓則=ニューズフロント

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