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Google非対応のHuawei Mate 30 Pro、独自アプリストアの出来は(後)

2020/01/23

Ian Paul PCWorld

 この記事では、ニーズに合ったサービス選びの決め手になる差別化要因に注目し、GoogleドライブとOneDriveを比較していく。

前回から続く)

エンドツーエンドの暗号化

Credit: Microsoft

 GoogleドライブもOneDriveも、エンドツーエンドの暗号化には対応していない。つまり、パソコン上で暗号化したファイルを、暗号化した通信路でクラウドに送り、GoogleやMicrosoftのサーバーに保管しておいて、復号のための鍵はユーザー本人だけが持つ、という選択肢は用意されていない。

 代わりに、GoogleもMicrosoftも、HTTPSでクラウドに送信したファイルを、両社自身が持つ鍵で暗号化している。したがって、万一GoogleドライブやOneDriveのサーバーが攻撃を受けたとしても、ハッカーにファイルを復号される恐れはかなり低い。とはいえ、両社自身は利用者のファイルを読み取れるし、令状などで命じられれば、警察などの機関にデータを引き渡すこともできる。

 エンドツーエンドの暗号化に関心がある人には、2つの選択肢が考えられる。1つは、すべてのファイルを自分で暗号化してからOneDriveやGoogleドライブに保存するという方法。だが、その煩雑さから、すぐに手に負えなくなる恐れがある。もう1つは、Cryptomatorのようなユーティリティや、エンドツーエンド暗号化を考慮したサービスを利用する方法だ。Cryptomatorはオープンソースの暗号化ツールで、OneDriveやGoogleドライブに保存するデータの暗号化に使える。

 判定:引き分け

セキュリティの強化

 MicrosoftやGoogleが所有するサーバーにハッカーが不正に侵入して、ストレージ利用者のデータを盗み取っていく可能性は、そこまで高くないものと思われる。一方、ユーザーのログイン情報をハッカーが奪ってデータを手に入れようとすることは、十分に考えられる。

 クラウドストレージのアカウントで問題となるのは、ユーザー名とパスワードをハッカーに奪われたら、あらゆるファイルにアクセスされる可能性があることだ。OneDriveでは最近、こうした事態の防御に役立つ新機能が加わった。機密性が高いファイルの保護を強化できる「Personal Vault」という保存領域である。

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