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2020年のApple、HomeKitのさらなる推進に向けて(後)

2020/01/30

Dan Moren Macworld

 2010年代は、日常生活の隅々にまでテクノロジーが浸透した。この流れがここで止まろうはずはない。2020年代に入り、米Appleはさまざまな技術的ニッチの最前線で態勢を整えている。中でも、同社が今年特に大きく注目していると見られるのが、スマートホーム技術だ。

前回から続く)

Credit: Apple

 Appleは長年にわたり、CESへの公式参加はしてこなかった(職務の一環として何度も出席を余儀なくされてきた筆者としては、参加しないという決断には理解を示したい)。だが今年は、Appleが久しぶりに参加することが話題となり、Siriと連携する新しいHomeKit対応デバイスの披露でパートナー企業と協力しているとの話も出た。

 こうした異例の動きからも分かるように、スマートホーム技術の開発や展開を自社単独で行うのは不可能だとAppleは認識している。スマートホーム市場に多数の製品がひしめく中、Appleも品行を改め、サードパーティと協力して、コンシューマーが使いたいと思った機器や家電がAppleのスマートホームシステムときちんと連携できるような環境を確立する必要がある。米国最大の家電見本市が依然としてCESである以上、その現場に出向くことは不可欠だ(だが、AppleがCESに単独でブースを出展したり、自前の新製品を発表したりといったことは、依然として考えにくい)。

今年の動きは

 Appleのスマートホーム計画にとって、2020年は重大な年になりそうだと言ってよい。相互運用性の確保という方向に歩みを進めたAppleは、次はどちらに向かうのだろうか。

 筆者はかねてから、Appleがスマートホームデバイスを自ら発売することを検討すべきだと主張してきた。そうすれば、HomeKit対応機器のメーカーに向けて「ベストプラクティス」の実例を示すことは少なくともできたはずだ。Appleが相互運用性やサードパーティとの関係に重きを置いたことは、スマートホームデバイスを自ら開発する意向はないという見方を裏づける動きのようにも思える。スマートホームデバイスと連携する自社製品の機能をこれまで以上に強化するという路線の可能性が高まったのかもしれない。

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