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ハイブリッドクラウド環境の管理に必要なツールとスキル(上)

2020/02/17

John Edwards Network World

 ハイブリッドクラウドにはさまざまなメリットがあるものの、環境が複雑化して管理に苦労している企業も多い。通常は、対処のために何らかの管理ツールを利用することになるが、いざ導入してみると、その管理ツール自体が、ハイブリッドクラウド環境に負けず劣らず複雑な場合もあり、混乱の元になることもある。

Credit: Getty Images

 ハイブリッドクラウドは一般に、オンプレミスのインフラのリソース、プライベートクラウドサービス、Amazon Web Services(AWS)やMicrosoft Azureといったパブリッククラウドサービス、各種プラットフォーム間のオーケストレーションで構成され、コンピューティングやストレージなどの各種サービスを組み合わせて利用する。

 ハイブリッドクラウド環境の採用を考えているのなら、まずはできるだけ早い段階で移行の枠組みを確立することが第一歩となる。「データの機密性を踏まえて、オンプレミスにとどめておくべきデータとアプリケーション、クラウドに移すデータとアプリケーションを判断することが最も重要だ」と、米ベンチャーキャピタルThomvest Venturesのパートナー、Umesh Padval氏は言う。

 最初の段階で解決しておくべき課題はほかにもたくさんある。例えば、優先度は比較的低いが機密性が高いデータやアプリケーションは、最終的にどこに配置すればよいだろうか。今後もずっとオンプレミスにとどめておくのと、どこかの時点でクラウドに移すのと、どちらがよいだろうか。また、アプリケーションやデータが分散することから、セキュリティも重要な問題となる。さらに、運用面やコストについても、最初の段階で検討しておく必要がある。「データセンターではスムーズに運用できるメールアプリケーションも、クラウドとなると違ってくる場合がある」とPadval氏は指摘する。

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