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ハイブリッドクラウド環境の管理に必要なツールとスキル(下)

2020/02/21

John Edwards Network World

 ハイブリッドクラウドの管理タスクで主眼となることが多いのは、構成とアクセス制御だ。複雑になりがちで、導入が簡単ではないことも多い。「一方で、クラウドの利点は、自動化が可能なことにある」と、米ION Groupおよび傘下のOpenlinkでバイスプレジデント兼最高情報セキュリティ責任者(CISO)を務めるMike Lamberg氏は話す。だが、高度な自動化を導入するとなると、従来型の環境のニーズに加えて、Software-Definedの仮想インフラのニーズにも的確に対処できるよう、新たなスキルや開発者が必要となる。「物理データセンターでアプリケーションを構築できるチームだからといって、そのスキルをそのままの形でクラウドに適用できるとは限らない。成功のためには、新しいスキルが必要だ」

 ハイブリッドクラウドの管理では、チームの考え方も一新する必要がある。「ネットワーキング担当のスタッフは、物理的なネットワークや接続に関する既存の知識はいったん忘れなくてはならない。今では、パケットやデータの転送を処理するのは、物理的なルーターやスイッチではなく、ソフトウエアの構成だということを認識する必要がある。物理データセンターの構築やサポートで実践してきたことを、クラウドでそのまま踏襲しても、うまくいくはずがない」とLamberg氏は言う。

 全体として見れば、ハイブリッドクラウド環境に移行することで解決できる問題は多い。しかし、導入や管理を適切に行わなければ、新たな問題の発生にもつながる。「影響が及ぶ点を洗い出して検討することなしに、性急に決断を下してはいけない。ハイブリッドインフラの範囲や、それをどのように使ってビジネスニーズに対応するのかを、きちんと考えておく必要がある」とBurns氏は述べている。

(了)

翻訳:内山卓則=ニューズフロント
記事原文(英語)はこちら

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