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止まらないスマホの大画面化にもの申す(前)

2020/03/24

Stacy Collett CSO

Credit: Ben Patterson/IDG

 ここ数カ月に登場した端末をざっと見ても、6.67インチのOnePlus 7T Pro、6.8インチのGalaxy Note 10+、6.8インチのLG V60、6.9インチのGalaxy S20 Ultraと、かなり大ぶりな機種がめじろ押しだ。6.5インチのiPhone 11 Pro Maxですら、この中では小さめの部類である。今年登場するiPhoneで、上位の大型モデルが6.7インチになると言われているのも、おそらくこれが理由だろう。

 だが、少なくともiPhoneは、6インチに満たない機種も選べる。一方、Androidの場合、それなりのクラスの機種で片手使用に適したモデルとなると、5.6インチのPixel 3aか、5.8インチのGalaxy S10eくらいしかない。Galaxy S20は、最小モデルでも6.2インチだ。わずか2年前のGalaxy S9と比べて、0.4インチほど大きい。Androidスマホの主要機種がどれほど大きくなったのか、過去3世代のサイズの変遷を見てみよう。

  • Galaxy S9:5.8、6.2
  • Galaxy S10:5.8、6.1、6.4、6.7
  • Galaxy S20:6.2、6.7、6.9
  • LG G7:6.1
  • LG V50:6.4
  • LG V60:6.8
  • Galaxy Note 8:6.3
  • Galaxy Note 9:6.4
  • Galaxy Note 10:6.3、6.8
  • OnePlus 5T:6.0
  • OnePlus 6T:6.4
  • OnePlus 7T:6.6

 このように、Androidスマホのハイエンドモデルは、この2年ほどの間にサイズが膨れ上がった。画面の縦長化と相まって、単純に言って大きすぎる。6.9インチのGalaxy S20 Ultraは、ポケットからはみ出しそうだ。これだけ大きいと、たとえ両手でも使いづらい。例えば筆者の場合、写真を撮る時にオートフォーカスがうまくいかないことがよくある。撮影の間にしっかりホールドできないことが一因だ。

 手が相当大きい筆者でもそうなので、うちの妻ともなると、Galaxy S20 Ultraを使うなんて、はなからあり得ない。だが、こうして6.9インチのスマホを拒否すると、トップクラスのカメラもおのずと拒否することになる。画面サイズが機種選びの判断材料になるのはともかくとして、最上位の機能を使いたかったら、巨大なスマホを選ぶしかないという状況は、そもそもおかしい。取り残される不安の先に、重さや扱いづらさがある。

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