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止まらないスマホの大画面化にもの申す(前)

2020/03/24

Stacy Collett CSO

大きいことはいいことか

 SamsungがなぜGalaxy S20で5.8インチモデルを廃止したのか、さっぱり分からない。問題なく用途をこなせる大きさながら、片手でも使えるという点で、ほとんどの人にとって完璧なサイズだったはずだ。5.8インチのGalaxy S10eを使っていた人が、S20に機種変更したら、最小モデルでも6.2インチと、格段に大きくなる。

 0.4インチの差なんて、たいした違いではないと思うかもしれないが、実際は大違いだ。例えば、Galaxy Note 10+とS20 Ultraを比べた場合、本体の縦の長さは、S20 Ultraの方がわずか4.6mm大きいだけだが、握りやすさや指の操作のしやすさという面では、30cmくらい違うかのような感じだ。ましてや、S10eとS20を比べると、縦の長さは9.5mmもの差がある。つまり、5.8インチから6.2インチへのサイズアップというのは、相当な巨大化だ。多くの人にとっては、使い物になるか否かの一線を越えている。

 それなのに、スマホメーカーは意に介していないようだ。賭けてもいいが、来年登場するGalaxy S30は、最小モデルが6.4インチで、上位モデルは7インチにますます近づくことになると思う。各社が大型化で先を争う中で、使いやすさは根本的に失われているが、競争がペースダウンする兆しはない。むしろ、折りたたみ式画面の登場で、スマホは小型タブレットの領域にますます進出していきそうだ。

翻訳:内山卓則=ニューズフロント

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