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止まらないスマホの大画面化にもの申す(後)

2020/03/26

Stacy Collett CSO

 筆者が愛用しているスマホは、Samsung Galaxy S9だ。2018年発売の機種である。現在筆者は、6.9インチのSamsung Galaxy S20 Ultraを試用したり、6.3インチのGoogle Pixel 3 XLでAndroid 11を動かしたりもしているが、お気に入りのスマホで気楽に過ごしたい時には、最近はもっぱら、5.8インチのGalaxy S9に手が伸びる。要するに、大画面スマホにうんざりしているのである。

前回から続く)

不透明な未来

Credit: Christopher Hebert/iDG

 折りたたみスマホは、斬新で興味をそそるものではあっても、メインストリームでの採用にはまだ遠い。Galaxy Z Flipは確かに、しかるべき方向への大きな一歩ではある。しかし、可もなく不可もないカメラ、未成熟なUI、不明確なフォームファクタなど、折りたたみスマホは、まだ当分は実験的な段階にとどまりそうだ。

 それに、仮に折りたたみスマホの耐久性が魔法のように向上して、価格も手頃になったとしても、折りたたみ化で解決できる現実的な問題は、ポケットに収まるかどうかという点だけだ。Galaxy Foldも、いざ使う段階になれば、結局は巨大画面の呪縛から逃れられない。むしろ、折りたたみスマホ自体も、折りたたみ式でない現在のスマホと同じくらいのサイズへと、今後急速に巨大化していくだろう。こうして我々は、大きな分かれ目に立つ。ベゼルの狭小化の余地に限りがある中、スマホ画面の大型化が続くとしたら、折りたたみにせよ何にせよ、今から数年後には、我々はGalaxy Tab Aくらいのサイズの画面と対峙することになるだろう。

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