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コンテナとKubernetesで可搬性を向上、3つの事例(中)

2020/04/01

Bob Violino CIO

 現在、さまざまな業種の企業で、データやワークロードをクラウドに移行する動きが見られる。その背景には、デジタルトランスフォーメーションの推進や、インフラの新規構築に伴うコストの削減などがある。

前回から続く)

Credit: AvigatorPhotographer / Getty

 マイクロサービスアーキテクチャーとコンテナに移行したことは、新しいサービスの迅速なローンチという面で、Expedia Groupにとって大きな強みとなった。以前は新規のアプリケーション開発に何カ月もかかっていたが、今では新機能を1日に何度も送り出せる。

 「アプリケーションアーキテクチャーのモダナイズやDevOpsのプラクティスに投資した結果、顧客に向けてリリースする機能が格段に増えた。Vrboブランドでのリリースの速度は、この3年間で12倍になった」

 Expediaでは、コンテナの可搬性を生かして、AWSの複数のリージョンに分散してアプリケーションを稼働することで高可用性を実現し、世界中のユーザーが滞りなくサイトを利用できるようにしている。

 コンテナなら、狙いを絞ったスケーリングも可能だとChowhan氏は言う。「かつて、アプリケーションがモノリスだった頃は、トラフィックの増加に対応するためにインフラ全体のスケーリングが必要だった。現在では、コンテナとマイクロサービスを活用して、サイトの中で利用者のニーズが増えている特定の部分のみを、これまでよりインテリジェントにスケーリングでき、インフラコストを削減できる」

 コンテナでもインフラ管理は必要だと、Chowhan氏は強調する。「コンテナをデプロイして稼働するには、コンテナランタイムとオーケストレーションのプラットフォームが必要となる。ソフトウエアソリューションの常として、アップデートがリリースされたら、コンテナプラットフォームを稼働している既存のサーバー群にアップデートをロールアウトする必要がある」

 コンテナとマイクロサービスに関する開発プロセスは、ソースコードからランタイムまで、絶えず進化しているとChowhan氏は話す。「当社のトラベルプラットフォーム全体にわたって、新しいエコシステムの中で適応するために、自己変革は欠かせない。コンテナを巡るエコシステムが進化する中、エンジニアへのトレーニングも必要だ」

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