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コーディングが完了、それからするべき10のこと(後)

2020/04/02

Peter Wayner InfoWorld

コーディングが完了し、ひと息ついた後で、コードにできることを10項目見ていこう。

前回から続く)

データについて整理する

Credit: Thinkstock

 アプリケーションを開発している途中の段階では、データベースやログファイルにはあまりメスを入れない。しかし、コードが一通り動くようになった段階なら、速度や安定性を向上するためのデータベースの最適化に取りかかれる。適切な列にインデックスを追加して、ルックアップを高速化したり、ミラーリングや適時のバックアップによって電源喪失やディスククラッシュ後の対応力を高めたりといったことができる。

 ストレージのコストとデータ損失のコストも比較検討する。ログファイルにはどの程度の価値があるか。その維持にかかるコストはどの程度か。地理分散バックアップの計画にかかるコストはどのくらいで、データセンターで壊滅的障害が生じる可能性に照らしてどうか。こうした問いは、簡単に答えが出るものではないが、バックアップのコストが把握できれば、どこまで危ない橋を渡れるかを判断できる。

データフローを最適化する

 キャッシュによる高速化が恩恵をもたらすアプリケーションは少なくない。サーバー上のキャッシュのほか、CDN(コンテンツデリバリーネットワーク)でインターネットの各所に展開するキャッシュもある。分散メモリキャッシュやCDNを利用することは、ユーザーが体感するパフォーマンスを向上する特にシンプルな方法の1つである。

データを最適化する

 データによっては、元のサイズより小さくしても用が足りる場合がある。あまり支障をきたさずにサイズを減らせるデータの代表格が画像だ。例えば、凝った背景で細かなデザインを使うのをやめて、CSSを使ったグラデーションにすれば、ディスク容量やネットワーク転送量を桁違いに小さくできる。カメラマンやアーティストは、画像に念のためにできるだけ多くの情報を残しておきたいと考え、画像をRAW形式で保存している。ImageOptimなどのツールを使うと、一目で分からない水準の微妙な違いを簡略化して画像を圧縮できるほか、カメラのレンズの種類など、余分なEXIF情報を削除できる。こうしてデータを小さくすれば、ダウンロードを高速化し、帯域幅に伴うコストを抑えられる。

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