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新型コロナ危機、ゼロトラスト導入の契機に(下)

2020/04/17

Lucian Constantin CSO

 新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、ぶっつけ本番に近い形で在宅勤務への移行を余儀なくされている企業も多い。VPNインフラや回線容量が不十分だったり、会社支給のデバイスが足りなかったりといった課題にも直面する中で、各社のIT部門は、生産性に及ぼす影響を抑え、業務に必要なリソースやアプリケーションに従業員がきちんとアクセスできるよう、対応を急いでいる。

前回から続く)

Credit: Da Kuk / Getty Images

 Curran教授は言う。「仮に今から1年前に、『パンデミックが発生し、ゼロトラストネットワークに2~3週間で移行せざるを得なくなったとして、その実現は可能か』と聞かれたら、『無理だ』と答えていたと思う。だが、現在利用できるこうしたクラウドベースのシステムは、ゼロトラストネットワークに近いものをすばやく実現するには、最もスムーズな方法だと思う。真のゼロトラストネットワークとは言えないが、実によくできている」

 「企業各社にはこの路線で行くことを勧めたい。ある意味、これは特権アクセス管理であり、ゼロトラストネットワークを構築する出発点となるからだ。それ以外はあとから増強できる。ポリシーの変更が必要な部分や多少のトレーニングも伴うが、よいシステムで、VPNよりも強固だ」

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