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優秀な開発者を確保していくための5つのヒント(中)

2020/04/22

Bob Violino InfoWorld

 テクノロジー人材のスキルギャップに関しては、企業側のニーズに合ったソフトウエア開発者が見つからないという話をよく耳にする。実力と経験を兼ね備えた人材への需要は大きい。

前回から続く)

最新鋭のテクノロジーツールを提供する

Credit: TinPixels / Getty Images

 Cornerstoneでは、各開発者がスキルを発揮してモチベーションを維持できるようなプロジェクトを用意するのに加えて、最新鋭のテクノロジーツールを提供したり、その使い方についてトレーニングを実施したりといったことも行っている。古い製品やテクノロジーをいつまでも利用し続けている企業では、若手に敬遠される。

 新しい開発技術の先頭を行くAmazon、Microsoft、Googleなどの主要なパブリッククラウドサービスを活用し、常に最新鋭の環境を提供していくことは重要だ。

 グローバルなITコンサルティング企業Saggezzaでは、開発者の採用にあたって、ITのスペシャリストであることに加え、起業家精神の持ち主であることを重視し、最新のテクノロジーを仕事に活用できる機会を与えているという。共同創業者で最高経営責任者(CEO)のArvind Kapur氏はこう話す。「環境が適切でないと、起業家として退屈や息苦しさを感じたり、集中力が削がれたりする恐れがあり、一人ひとりが積み重ねてきた強みをつぶしてしまう」

 同社の開発者は、機械学習、AI、クラウドベースのツールなど、新しいテクノロジーを活用している。「こうしたテクノロジーを使ってソリューションをパーソナライズし、顧客のビジネスに合った確かな価値を実現している。開発者が十分に見つからなかったとしたら、顧客が望むスピードと規模でソリューションを提供することができず、成果が上がらない」

 Saggezzaでは、起業家精神を維持する方法の1つとして、「社内起業家精神」を取り入れており、やる気にあふれ進取の気性に富む開発者に、社内で起業家のように行動できる自由を与えている。「当社のユーザーエクスペリエンス関連の事業も、そこから生まれた。1人の開発者がこの分野に関心を持っていたことがきっかけとなって、収益性の高い重要な事業部門が誕生した」

 人材と文化にきちんと投資しない企業は、優秀な開発者の確保、維持、動機づけで苦労することになるとCornerstoneのGoldin氏は言う。「優秀な開発者は引く手あまただ。他社との差別化を図るためには、キャリアパスを明確に打ち出し、やりがいと創造性のある仕事を追求できる環境を育み、自分たちの価値が認められていると開発者が実感できるようにする必要がある」

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