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優秀な開発者を確保していくための5つのヒント(下)

2020/04/24

Bob Violino InfoWorld

 テクノロジー人材のスキルギャップに関しては、企業側のニーズに合ったソフトウエア開発者が見つからないという話をよく耳にする。実力と経験を兼ね備えた人材への需要は大きい。

前回から続く)

オンデマンドの人材サービスを活用する

Credit: gilaxia / Getty Images

 社内で開発者を確保できない場合は、オンデマンドで人材を利用できるサービスもある。

 それを実際に活用しているのが、暗号通貨やブロックチェーンの関連技術を手がけている米ConsenSys Diligence/MythXだ。優秀なテクノロジー人材を柔軟に活用できるモデルとして、米Topcoderの「Talent-as-a-Service(TaaS)」を利用している。

 ConsenSys Diligence/MythXの共同創業者でCEOのTom Lindeman氏は言う。「分析ツールの開発やサブスクリプションサービスの提供を手がける当社は、開発者の比重が極めて大きい。特化型のセキュリティツールを開発し、24時間365日サービスを稼働している。APIの強化や修正、ブロックチェーンの機能の実装、バックエンドインフラの管理といった作業を担える人材が足りなくなったら、大変なことになる」

 MythXの開発プロジェクトはかなり特異で、簡単には見つからない専門的なスキルを持つ人材が必要となる。

 「Topcoderには、100万人を優に超える開発者がそろっている。我々が求めるスキルにぴったり合う人材も自ずと見つかる。要件を指定し、課題を明確にすれば、質の高い結果がすぐに得られる」

 フルタイムの開発者の採用にはかなりのコストがかかるという点を別にしても、契約ベースの開発の候補者を見つけ、面接し、採用して、管理するという一連のプロセスには、一般に手間暇がかかる。「そのプロセスが終わる頃には、開発のスプリントに含まれる特定の作業の期間が終わっていることも多い」

 現在の企業は、従来の採用手法の枠を簡単に飛び出して、優秀な人材を文字どおり世界中から集めてチームを編成できるとLindeman氏は話す。「海外に拠点を置くアウトソーシング企業と契約を結んで業務を委託するといった話ではない。ベルリンに住む25歳の天才開発者と直接つながって仕事ができるという話だ。以前なら出会う機会がなかった人材と出会うことができる」

 社内にリソースのない企業にとっては、優秀な開発者のグローバルなプールを最善の形で生かせるよう、活用方法を理解しておくことが欠かせないとLindeman氏は言う。

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