TOPアプリ/OS > ザックマンフレームワークを適切に活用するには(前)

アプリ/OS

ザックマンフレームワークを適切に活用するには(前)

2020/04/27

Sarah K. White CIO

 ITマネジメントのフレームワークは、情報を扱う具体的な手法やプロセスを定めた方法論となっていることが多いが、ザックマンフレームワークはそうした意味の方法論ではなく「オントロジー」であり、エンタープライズアーキテクチャの生成物(ドキュメント、仕様、モデルなど)を編成するためのスキーマである。それぞれの生成物の対象者(ビジネスオーナーなど)と、対処する具体的課題(データ、機能など)の両方を照らし合わせて、生成物の構成を考えていく。

Credit: Jeff Sheldon / Unsplash

 ザックマンフレームワークは、John Zachman氏が米IBMで1987年に考案し、現在までに何度かアップデートが加わってきた。データの構成と分析、問題解決、将来計画、エンタープライズアーキテクチャ管理、分析モデル作成などをカバーしている。

 現代の企業のテクノロジー環境はますます複雑化し、従業員が新しいシステムやソリューションに移行しつつも、旧式の製品や情報が随所に残っている。こうした中で、ザックマンフレームワークは現代の企業にとっても意義がある。エンタープライズアーキテクチャの全体像を6行×6列のマトリクスで表現することで、自社のIT資産を詳細に把握し、変化に直面する中でも俊敏性や柔軟性を維持していくことができる。

↑ページ先頭へ