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一躍重要になったノートPCの内蔵カメラ、Surfaceの強みは(中)

2020/05/27

Mark Hachman PCWorld

理論と職人技の融合

 「音質が悪いのもストレスになるし、皆が動画を頼りにしている時に画質が悪いのもストレスになる。多くの人が目を向けなくなり、その面で双方向性が損なわれる」

 MicrosoftのApplied Sciences Groupを率いるテクニカルフェローのStevie Bathiche氏にも話を聞いた(もちろんWebカメラ経由での取材だ)。同氏は今も、金曜の夜には友人たちと顔を合わせているという(もちろんMicrosoft Teams経由でだ)。オタク同士の集まりとなれば、音質や画質が今ひとつのデバイスで参加しようものなら、皆にからかわれるのは必至だ。

 Webカメラの品質を高めるというのは、ネット経由で高品位の信号を送る技術を考えるだけで済むような話ではないとBathiche氏は言う。理論と職人技の融合が必要だ。理論だけでうまくいかない時は、職人技の出番である。

 利用者本人の姿かたちを正確に表現することは重要だ。Microsoftは、肌の色合いの整合にも多くの時間を費やした。「肌の色の整合に関する知的財産を有しており、多種多様な肌の色合いに対応している。これらを整合し、補正したパイプラインを通して映しだす処理を、的確に行っている」

 Beck氏によると、Microsoftには人間の視覚系の心理視覚の面について訓練を積んだカラーサイエンティストがおり、色彩学のバックグラウンドも兼ね備えている。「客観的なテストを実施して、一定のコントラストと色精度に収めているが、仕上げはむしろ主観的なプロセスだ。時には理屈に合わないように思える調整を加えるが、それによって最善の結果が得られる」

翻訳:内山卓則=ニューズフロント

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