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オンライン診療が当たり前の時代へ、ネット環境の拡充が必須(前)

2020/06/02

Zeus Kerravala Network World

 新型コロナウイルスのパンデミックで、仕事、生活、学習、娯楽のあらゆる面が一変し、ニューノーマル(新常態)の様相を呈している。中でも、特に大きな変革がもたらされるであろう業種の1つが、医療業界だ。

Credit: Getty Images

 以前は、医師が対面で診療を行うのが当たり前だった。しかし、それが普通という時代に戻ることは、もう二度とないかもしれない。新型コロナウイルスをきっかけにして、変化の波が一気に押し寄せ、既存のネットワーキング環境の実力が試されることとなった。ネットワークトラフィックの急増にきちんと対応できたサービスプロバイダーも多かった一方で、ネット接続環境が十分でない部分も明らかとなり、今後に向けた課題となっている。

オンライン診療が当たり前の未来へ

 車に乗って病院に行き、待合室で待って診察を受ける。そんな従来の医療モデルは古めかしい。筆者はここ数年、オンライン診療について数多くの医療関係者から話を聞いてきた。具体的な使用例も出ていた「妙案」とはいえ、あくまで例外的存在にすぎなかったオンライン診療だが、新型コロナ感染拡大の防止策を機に、実際に導入する動きが加速した。しかし、まだ取り組むべきことは多い。

 テキサス大学医学部ガルベストン校(UTMB)の例を見ていこう。4カ所のキャンパスの病院や救急外来などで構成されているUTMBは、外来患者の半数をオンライン診療へと早急に切り替える必要に迫られた。幸いUTMBは、オンライン診療を可能にするインフラを何年も前に導入済みだった。オンライン診療の増加にも、UTMBのネットワーク自体は難なく対応できた。

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