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オンライン診療が当たり前の時代へ、ネット環境の拡充が必須(後)

2020/06/04

Zeus Kerravala Network World

 補助的なインフラを展開するために、FirstNetは移動基地局車などの装備を76台保有している。これらを迅速に配備することで、インターネットアクセスがない場所でも緊急対応が可能となる。

 新型コロナの緊急対応では、これら76台をすべて配備したが、今後は装備のラインナップに刷新を図りたいとPorter氏は考えている。例えば、ドローンを使った空中基地局を加えるという選択肢が、今年後半には利用可能になる。そうなれば、災害時にカバーできる範囲の拡大や、対応能力の増強、新たな場所でのネット接続の提供などに対応できる。

 Ciscoのオンラインフォーラムでは、インターネット接続環境の拡充に関して、米Cox Communicationsや米Verizonの幹部からも発言があり、ネットをどこでも利用できる環境をさらに広げるという面でサービスプロバイダーが担う役割について話があった。ネット接続の拡大に加えて、サービスが行き届いていない人々にデバイスやコンテンツを提供するためのパートナーシップも欠かせない。プロバイダー各社は、構築の負担やコストを抑えて展開を加速する方向で政府と協調する意向を示したが、現時点で採算が合わない地域にブロードバンドを展開するには助成金が必要な場合もあるという点を強調していた。

 今後は、医療サービスや社会福祉サービスを継続的に利用できる環境が必要だとUTMBのLeach氏は言う。「これは、常時接続なくしては実現できない。オンライン診療は、我々がこれまで無理なく適用できると思っていたよりもさらに多くの状況に適用可能だ」

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