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AppleとGoogleが新型コロナ対策でタッグ、接触追跡技術の内容は(上)
2020/06/15
両社がAPIを実装
アプリを開発する際、APIを通じて、OSから提供される機能を利用する。例えば、地図アプリで現在位置を地図上に表示したい時に、スマホ内のGPSセンサーとやり取りするハードウエアレベルのコードをアプリに直接実装する必要はない。位置情報を取得するためのAPIの関数を呼び出せば済む。
今回、AppleとGoogleがiOSとAndroidにそれぞれ実装したAPIは、新型コロナウイルスの感染者と濃厚接触した可能性を把握できるアプリを開発するためのものだ。
ただし、このAPIはすべての開発者が利用できるわけではない。世界各地の公衆衛生機関が開発するアプリに限られており、さまざまな制約が課せられている。米国の場合なら、各州の保健当局が開発するアプリで利用されることになるはずだ。
本記事執筆時点では、米国の州でこのAPIを利用することを発表しているのは、アラバマ、サウスカロライナ、ノースダコタの3州だけだが、状況は今後も次々と変わっていく可能性が高い。