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より良い判断を導き出すための意思決定支援システムとは(中)

2020/06/24

Thor Olavsrud CIO

 意思決定支援システム(DSS)は、大量のデータを分析してビジネス上の意思決定を支援するためのインタラクティブな情報システムである。企業のマネジメント、オペレーション、プランニングを支え、意思決定を強化できるよう、不確定要素の重大性の評価や、決定のトレードオフの評価などを行う。

前回から続く)

意思決定支援システムの例

Credit: Kevin

 DSSはさまざまな業種や用途で使われており、次のような例がある。

  • GPSを使ったルート選択:DSSで2点間のルートの選択肢を洗い出して分析し、最速かつ最善のルートを判断する。リアルタイムの交通状況をモニタリングして混雑を回避する機能も多く見られる。
  • 農業の栽培計画:植え付け、施肥、収穫の最善のタイミングを判断する。ドイツBayer Crop Scienceは、ビジネスのあらゆる要素にアナリティクスや意思決定支援を取り入れ、デジタルツインのバーチャル植物工場を利用したWhat-If分析などを行っている。
  • 診療:医療機関での診断や治療を支援する。米Penn Medicineは、ICUの入院患者の人工呼吸器を早く外せるように支援するシステムを開発した。
  • ERPダッシュボード:パフォーマンス指標の把握を支援する。デジタルマーケティング企業の米Clearlinkは、支援が必要なエージェントを特定しやすくするためのシステムを利用している。

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