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動的サイトと静的サイトをいいとこ取り、Jamstackとは(下)

2020/07/17

Josh Fruhlinger InfoWorld

 Jamstackは、近年広がりつつあるWeb開発の流儀である。Web開発で長年主流だったのは、Webブラウザーからリクエストを受けた時点でWebサーバーがコードを実行して、インタラクティブなWebページを動的に生成する手法だったが、Jamstackはいわばその対極にあり、事前に生成した静的なページの中で、JavaScriptを使って外部サービスのAPIを呼び出す。DevOpsのムーブメントや、CI/CD(継続的インテグレーション/継続的デリバリー)の手法とも親和性が高く、Web開発のプロセスとWebページのダウンロード時間の両方を高速化することを目指している。

前回から続く)

Credit: -mosquito- / Getty Images

 一方、Jamstackサイトでは、CMSの役割が異なり、ヘッドレスCMSを使用する場合が多い。ヘッドレスCMSは、コンテンツの投稿と管理のためのUIや、一連のコンテンツを保存しておくためのデータベースの類いを備えているが、ブラウザーに表示するためのHTMLの生成はしない。代わりに、例えば静的なHTMLページの中で、JavaScriptを使ってCMSのAPIを呼び出し、CMSから返ってきたコンテンツを変換して表示するといった使い方ができる。

 ヘッドレスCMSの構成では、コンテンツと表示との分離が徹底されている。こうした分離の発想は、プログラミングの長年の理想だ。ヘッドレスCMSにはAPIでアクセスできるため、複数のWebページからも簡単に利用できる。例えば、モバイル版、パソコン版、スマートウオッチ版の各バージョンのWebサイトを別々に構築した場合でも、CMSに保存されている同じコンテンツを、それぞれから利用できる。

 Jamstack向けのCMSとしては、Netlifyが自ら手がけている「Netlify CMS」をはじめ、さまざまな選択肢があり、新進気鋭のサービスも多い。また、従来型CMSの例として前述したWordPressは、ヘッドレスCMSとして使うこともできる。

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