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Anacondaを他のPythonと共存させる方法(後)

2020/08/20

Serdar Yegulalp InfoWorld

 Pythonのディストリビューションの1つである「Anaconda」は、データサイエンスや科学技術計算向けのライブラリやツールがひとまとまりになっている。科学計算のみならず、Pythonの汎用的なディストリビューションとしても利便性が高い。

前回から続く)

Anacondaの仮想環境をコマンドラインで使用

Credit: Matthew Lancaster

 Anacondaのセットアップが完了したら、Anacondaの環境に対するコマンドラインアクセスを設定する必要がある。Anacondaの環境の仕組み上、これは必ずしも単純ではない。Anacondaを使うときにはbase環境など、いずれかの環境を有効化する必要があり、Anacondaのpython実行ファイルを起動するだけでは、環境の有効化は行われない。

 Anacondaには、base環境を有効化してシェルのセッションを開始するためのショートカットがあらかじめ用意されている。Windowsの場合は、Anacondaをインストールした後でスタートメニューに追加されている「Anaconda PowerShell Prompt」という項目がそれだ。このショートカットを起動すると、base環境でPowerShellのセッションが開始される。

 だが、このショートカットを使わずに、自分で普通に起動したPowerShellのセッションで環境を有効化したい場合、そこまで単純には行かない。ショートカットで実行されているのと同様の有効化処理を自ら行う必要がある。

 これは、次のようなPowerShellスクリプトで実現できる。(Anacondaのインストール先はD:\Anaconda3と想定)。

& 'D:\Anaconda3\shell\condabin\conda-hook.ps1' ; conda activate 'D:\Anaconda3'

 このスクリプトを、PATHの通った場所に置いておけば、どのPowerShellセッションからでも、Anacondaの環境を手動で有効化できる。

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