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マルウエアの攻撃対象、Officeの割合が拡大(前)

2020/08/25

Andrada Fiscutean CSO

 Microsoft Officeを狙う攻撃の割合は、この数年で増えつつある。ロシアKaspersky Labが開催した「Security Analyst Summit 2019」で、同社研究員のBoris Larin氏、Vlad Stolyarov氏、Alexander Liskin氏が発表したデータによると、攻撃の対象は2年ほどの間に大きく変化した。感染のリスクを減らすためには、ソフトウエアを絶えずアップデートすることや、出どころの不明なファイルを開かないようにすることを心に留めておくべきだ。

Credit: Andrada Fiscutean

 3氏の発表によると、Kasperskyが検出した攻撃を標的となったプラットフォーム別で見た場合、2016年第4四半期はWebブラウザーに対する攻撃が全体の45%を占めた一方で、Officeに対する攻撃は16%にとどまった。これに対し、2018年第4四半期は、Officeに対する攻撃が全体の70%に及び、Webブラウザーに対する攻撃は14%まで縮小した。

 3氏はその理由として、ブラウザーのセキュリティが強化され、攻撃の難易度が上がったことを挙げた。「ブラウザーの開発元は、セキュリティの防御や攻撃緩和のためのさまざまな策にかなり力を入れている。そこで、攻撃者は新たな標的を探し、Officeにスポットライトが当たった」とLiskin氏は説明した。

 さらにLiskin氏は、Officeが攻撃者に目を付けられる理由はたくさんあると話し、「Officeは膨大なファイルフォーマットに対応しており、Windows OSとも密接な連携がある」と述べた。

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