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企業で広がるコンテナ利用、インフラや管理を一括提供するCaaSとは(上)
2020/08/24
コンテナベースのアプリケーションの利用がエンタープライズで広がる中で、主要クラウドベンダー各社は、コンテナのインフラや管理機能を提供するサービスを素早く打ち出してきた。

コンテナの利用は世界中の企業で着実に増えている。米Flexeraの「2020 State of the Cloud Report」によると、米Dockerのコンテナを利用している企業は65%、コンテナオーケストレーションシステムKubernetesを利用している企業は58%に上る。
コンテナ化したアプリケーションの開発や稼働に伴う課題として、リソースやスキルの不足が挙げられることは多い。その結果、CaaS(Containers as a Service)に任せようという流れが必然的に高まり、クラウドの大手3社がその動きを先導している。
CaaSとは
CaaSでは、コンテナオーケストレーションエンジンをクラウドサービスとして利用できる。米Google発のオープンソースのコンテナオーケストレーションシステムとして広く使われているKubernetesを基盤とするサービスが多い。コンテナのデプロイと稼働、クラスタの管理、スケーリングや障害対応の自動化、インフラストラクチャレイヤーの共通化などに対応でき、ガバナンスやセキュリティも含まれている。