TOPアプリ/OS > 企業で広がるコンテナ利用、インフラや管理を一括提供するCaa...

アプリ/OS

企業で広がるコンテナ利用、インフラや管理を一括提供するCaaSとは(上)

2020/08/24

Scott Carey InfoWorld

 通常は、ネットワーキング、ロードバランシング、監視、ロギング、認証、セキュリティ、オートスケーリング、CI/CD(継続的インテグレーション/継続的デリバリー)といった一連の機能は、CaaSのプラットフォーム側が対応する。

 CaaSなら、クラウドインフラのメリットを生かしつつ、米Amazon Web Services(AWS)のElastic Beanstalk、米MicrosoftのAzure App Service、GoogleのApp Engineなど、一般的なPaaS(Platform as a Service)で見られるベンダーロックインを回避できる。コンテナ自体が、さまざまな環境に対応できるシンプルな可搬性を備えている。

 コンテナを利用する場合に、従来型のIaaS(Infrastructure as a Service)で行くかCaaSで行くかは、Kubernetesなどのコンテナオーケストレーションレイヤーの導入と管理に対応できるリソースやスキルを社内で確保するか、それともクラウド事業者に任せる方が得策かという判断になる。また、クラウドやオンプレミスの複数の環境にわたって稼働させるのかどうかによっても判断は変わる。後述するように、CaaSプラットフォームによっては、オンプレミスにもクラウドにも対応できる。

 独Deutsche Bankや英BBCなどで開発に携わった経験を持つRob Isenberg氏は、著書「Docker for Rails Developers」(O'Reilly刊)の中で次のように述べている。「インフラレベルの管理を自前で行って、オーケストレーターを自らセットアップすることもできるし、基盤となるインフラの稼働を任せる形でコンテナプラットフォームを利用することもできる。後者の場合、オーケストレーターはあらかじめ用意されていて、それを使ってコンテナのデプロイやスケーリングに対応できる」

翻訳:内山卓則=ニューズフロント

↑ページ先頭へ