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企業で広がるコンテナ利用、インフラや管理を一括提供するCaaSとは(下)

2020/08/28

Scott Carey InfoWorld

 Microsoftに関しては、開発者のエクスペリエンスやグローバルな展開といった面を評価する一方、コンテナのオペレーションやセキュリティをシンプルにする必要があると指摘している。Googleに関しては、Kubernetesに精通していることやマルチクラウド対応といった面を評価し、一方で、トレーニング、オペレーション、セキュリティ構成をシンプルにする必要があると指摘している。

 企業が実際に利用しているプラットフォームはどうだろうか。Cloud Native Computing Foundation(CNCF)プロジェクトの調査報告「CNCF Survey 2019」によると、コンテナ管理プラットフォームとして最も使われているのはAmazon EKSで、Google Kubernetes Engine、Docker Desktop、Docker EE/CE、Azure Kubernetes Serviceがその後に続いている。

 また、Flexeraの「2020 State of the Cloud Report」によれば、CaaSの選択肢として、Amazon EKS/ECSを利用している企業は55%、今後利用する予定とした企業は23%だった。同様に、Azure Kubernetes Serviceは50%と26%、Google Kubernetes Engineは26%と27%だった。しかし、この主要3社のCaaSよりも、セルフマネージドでKubernetesを利用している企業の方が依然として多く、63%だった。

CaaSに関するリソース

 CaaSのサービスについての主な情報源は、ベンダー自身のサイトやドキュメントであることが多いため、データや情報に基づく公平な判断を下すのは容易ではない。また、前述のように、市場の状況について掘り下げたレポートがGartnerやForresterから出ているが、CaaSを実際に導入するための情報というよりは、どのベンダーが傑出しているかという観点のレポートだ。

 書籍でも、CaaSに関するものはまだ少ない。概略をつかむのに適した書籍としては、O'Reillyの「Software Architect's Handbook」がある。

 コンテナといえばDockerであるだけに、同社のスタッフによる動画コンテンツも役に立つ。例えば、テクニカルスタッフのPatrick Chanezon氏がCaaSについて解説しているセッションの動画や、欧州/中東/アフリカ担当バイスプレジデントのSandor Klein氏がCaaSの概要を説明している動画がある。

(了)

翻訳:内山卓則=ニューズフロント
記事原文(英語)はこちら

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