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米国の新興テクノロジーハブ6選(上)

2020/09/07

Sarah K. White CIO

 今回の記事では、2019年の平均給与の伸びが特に大きかった米国の新興テクノロジーハブを6カ所紹介する。

Credit: Dell Technologies

 米テクノロジー求人情報サイトDiceが今年1月に発表した「Dice 2020 Tech Salary Report」によると、2019年のテクノロジープロフェッショナルの平均給与は、シリコンバレーが12万3826ドル、シアトルが10万9628ドル、ボストンが10万8438ドルなど、米国の主要なテクノロジーハブでそれぞれ上昇した。だが、注目に値するのは、中小規模の都市や地方都市圏の新たなテクノロジーハブでも、平均給与の上昇が見られたことだ。

 Diceによると、こうした新興のテクノロジーハブは、ベンチャーキャピタルの利用や、地元の大学を出た人材の活用、生活費の安さといった面で魅力があり、IT企業や他分野の企業が、ソフトウエア開発、コンピューターエンジニアリング、クラウドコンピューティング、ITサポート、カスタマーサービスなど、さまざまな職種のITプロフェッショナルを採用している。今回の記事では、2019年の平均給与の伸びが特に大きかった米国の新興テクノロジーハブを6カ所紹介する。

オハイオ州コロンバス

 Fortune 1000企業のうち、オハイオ州に本社や拠点を置いている企業は55社に上る。例えばFacebookは、同州中部にデータセンターを設立した。そんなオハイオ州の中でも、特にコロンバスは、IBM Watson Healthなどの拠点があり、注目に値するテクノロジーハブだ。同市は、米運輸省のスマートシティ・チャレンジでも優勝を果たしている。Diceのデータによると、コロンバスの2019年のテクノロジー求人数は前年比38%増だった。また、テクノロジープロフェッショナルの平均給与は年9万2017ドルで、前年比14.2%増だった。この給与水準は、先行するテクノロジーハブではテキサス州オースティン(9万5118ドル)に近いが、米NerdWalletのデータによると、生活費はオースティンの方が12%高い。

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