TOPマネジメント > 資格手当の面で価値が高いIT資格10選(上)

マネジメント

資格手当の面で価値が高いIT資格10選(上)

2020/09/14

Sarah K. White CIO

 IT資格はキャリアの支えになるが、自分の経歴にとって最も価値が高い資格を見極めるのは、必ずしも簡単ではない。また、それぞれの資格が給与面でどのくらいプラスになるかは、資格に対する企業の関心や、資格保持者の需給バランスによっても変動する。こうした点を踏まえ、米調査会社Foote Partnersでは、IT関連のスキルや資格の市場価値や給与面での価値についての調査結果「IT Skills and Certifications Pay Index」を継続的に発表している。

Credit: Svetazi / Getty Images

 Foote Partnersの共同創業者でチーフアナリスト兼最高調査責任者のDavid Foote氏によると、資格の裏付けがないITスキルに比べれば、IT資格は給与面の価値の変動が少ないが、資格のスタート後に価値が急激に高まり、取得者の増加に伴って次第に落ち付いてくる傾向がある。

 Foote Partnersの調査は、米国とカナダで3300以上の民間企業や公的機関から得た給与データを基に、基本給のどの程度の割合が資格手当として支給されているかを調べ、それぞれの資格の価値を割り出している。今回の記事では、2020年度版IT Skills and Certifications Pay Indexの結果から、基本給に対する資格手当の割合という面で価値が高かったIT資格を10種類紹介する。

GSE(GIAC Security Expert)

 GSE(GIAC Security Expert)は、経験豊富なセキュリティプロフェッショナルのためのハイレベルなITセキュリティ資格だ。GSEを取得するには、前提条件として、GSEC(GIAC Security Essentials)、GHIC(GIAC Certified Incident Handler)、GCIA(GIAC Certified Intrusion Analyst)という3つの資格を取得する必要があり、そのうち2つはGold認定でなくてはならない(このほか、前提条件にはいくつかのパターンがある)。

 GSEの試験は、「Entrance Exam」「Hands-On Lab」という2つのパートから成る。Entrance Examは監督付きのオンライン試験で、計24問に3時間で回答する。全般的なセキュリティ、インシデント対応、侵入検知/分析の3分野のスキルが問われ、WindowsとLinuxのホストが混在した仮想マシンベースの環境で進めていく。一方、Hands-On Labは実地型で、2日間にわたって実施される。1日目はインシデント対応のシナリオに基づくもので、受験者はデータを分析してレポートにまとめる必要がある。2日目はハンズオン演習の連続で、複数の領域のスキルが試される。

↑ページ先頭へ