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コロナ禍でCIOに求められるニューリアリティーへの対応(前)

2020/10/13

Brian Ferreira CIO

 筆者が住むオーストラリアでの新型コロナウィルス危機への対応が、7カ月目に突入した。企業各社は、大きな不確実性に悩まされながら、経済に影響を及ぼす厳しい規則への対応をなんとか続けている。経済や経営環境と共に、各社の事業の進め方にも構造的変化が生じているが、今後何が「ニューリアリティー」になるのかは、まだ定まってはいない。

Credit: Ivan Kocha / Getty Images

 だが、こうした状況下でも、我が米Gartnerのオーストラリア顧客企業の中には、大きな成果を挙げ始めている最高情報責任者(CIO)もいる。その企業が新型コロナの影響でどのような立場に置かれたか、収益を増やしたか減らしたかは関係ない。成果を挙げた事例の多くは、テクノロジーの能力を素早く転換し、破壊的変化の中でビジネスをきちんと支えることに成功している。

 ニューリアリティーがどのような姿になるにせよ、CIOは、キャリアを通じて積み重ねてきた長年の習慣を改め、新たな事業環境に適合していかなくてはならない。また、事業環境がこれまでより複雑化していることを踏まえて、複雑さの基準値を設定し直し、複雑な環境にも落ち付いて対応できるようにしながら、的確な判断と意思決定を下していく必要がある。

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