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開発方法論を比較、アジャイル型とウォーターフォール型(前)

2020/11/02

Moira Alexander CIO

 プロジェクトを成功へと導くには、プロジェクトマネジメントの方法論を適切に見定めることが第一歩となる。だが、数ある方法論の中で、組織や対象プロジェクトにとって最善の選択をすることは、必ずしも簡単ではない。

Credit: Thinkstock

 プロジェクトで特に広く使われている方法論としては、アジャイルとウォーターフォールがある。この2つのどちらを選ぶべきかは、取り組むプロジェクトの種類や、組織の陣容、スキル、人材といった要因によって異なる。この記事では、アジャイルとウォーターフォールの概要、それぞれのプラス面とマイナス面、成功のために必要なスキル、それぞれに適した組織について見ていく。

アジャイルとは

 アジャイルは、短期間の開発サイクルを繰り返して開発を進めていく方法論である。スプリントと呼ばれるサイクルを通じて、プロダクトやサービスを継続的に改良していくことに主眼を置く。大規模なソフトウエアシステムの開発に関して1970年代に発表されたWilliam Royce氏の論文でも、今で言うアジャイルに関連する記述が見られる。現在では、2001年の「アジャイルソフトウエア開発宣言」で示された4つの価値と12の原則を指針として、反復型で人間中心のアプローチによるソフトウエア開発が行われている。次のようなプロセスが含まれる。

  • プランニング:最初のステップ。顧客や主要ステークホルダーが連携して、プロジェクトの概念化、ブレーンストーミング、定義、優先順位、リソース、予算に取り組み、承認を得て着手する。
  • デザイン:ユーザーエクスペリエンスのエキスパートが、スクラムマスター、クライアント、プロダクトチーム、その他の主要ステークホルダーと連携して、プロダクトの外観やその他に必要な一連の要素について決定する。
  • 開発:開発チームが、スプリントと呼ばれるイテレーションを通じて、クライアントの要件を満たすプロダクトを開発する。
  • テスト:プロダクトが要件に従っていることを確認する。不備が確認された場合は、開発フェーズに戻り、問題を修正したうえで、再度テストする。プロダクトが所定の仕様または目標を満たすまで、このサイクルを続ける。
  • デプロイメント:すべてを満たしたら、最終成果物をクライアントにリリースする。
  • フィードバック:チームがプロセス全体を振り返り、プロダクトまたはチームパフォーマンスを向上する方法を評価する。

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