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データアーキテクトに求められ役割とスキル(前)
2020/11/10
データアーキテクトは、エンタープライズデータ管理のフレームワークの可視化や設計の任に当たり、業務要件から技術要件への変換や、データの規格および基準の定義といった役割を担う。このフレームワークは、データの計画、設計、実装、生成、収集、維持、利用、保存など、データのライフサイクル全体のプロセスを扱う。また、国際的非営利団体のDAMA Internationalのデータ管理知識体系(DMBOK:Data Management Body of Knowledge)によると、データアーキテクトは、共通のビジネス語彙の策定、戦略的要件の明示、その要件を満たす統合デザインの全体像の提示、企業戦略や関連するビジネスアーキテクチャーとの整合なども担当する。
データアーキテクトの職務

米Panoplyのブログ記事では、データアーキテクトの一般的な役割や職務として、次のような項目を挙げている。
- 業務要件から技術仕様への変換:データストリーム、統合、変換、データベース、データウエアハウス
- データアーキテクチャーのフレームワーク、規格、基準の定義:モデリング、メタデータ、セキュリティ、参照データ(商品コードや顧客区分など)、マスターデータ(顧客、ベンダー、部品、従業員など)
- リファレンスアーキテクチャーの定義:データシステムの構築や改良の手本となるパターン
- データフローの定義:組織内でデータが生成される部分、データが機能すべき部分、データフローの管理方法、遷移におけるデータの変化
- 共同作業と連携:複数の部署、ステークホルダー、パートナー、外部ベンダーとの調整