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データ処理やAIが苦い経験につながった5つの事例(上)

2020/11/16

Thor Olavsrud CIO

 世界で最も価値が高い資源は、今や石油ではなくデータだ──そんな記事を英紙The Economistが掲載したのは2017年のことだった。これ以降、同様の話はさまざまな形で繰り返され、あらゆる業種の企業が、データやアナリティクスに多額の投資を続けている。だが、石油と同じように、データやアナリティクスも、光があれば影もある。

Credit: IDG/Stephen Sauer

 米IDGが2020年1月に発表した調査レポート「2020 State of the CIO」によると、今年のIT投資の最優先事項としてデータアナリティクスを挙げた最高情報責任者(CIO)は37%に上る。アナリティクスで得たインサイトや、機械学習のアルゴリズムで導き出したアクションは、他社との差別化要因になる。だが、手落ちがあれば会社の評判や売上に響く恐れがあり、場合によっては人命にも関わりかねない。

 データやその意味を理解することは重要だが、利用する手段を理解し、扱うデータを知り、自社の価値観を肝に銘じることも重要だ。

 今回の記事では、データの処理、分析、AIに関して、この10年ほどの間に企業や公的機関が苦い経験をした5つの事例を振り返っていく。

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